こんにちは、名泗鉄工(めいしてっこう)の青山です。
「鉄製品を作りたい」「工場設備を改善したい」そんなとき、多くの方が最初につまずくのがこの疑問です。
鉄工所と金属加工会社って、何が違うの?
名前は似ているけれど、実は役割や得意分野が少しずつ異なります。違いを知らずに依頼してしまうと、
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思っていた対応をしてもらえなかった
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見積りが合わなかった
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話が噛み合わず時間がかかった
といったケースも少なくありません。
この記事では、初めて外注を検討する方にもわかるように鉄工所と金属加工会社の違いを、現場目線でやさしく解説します。
そもそも「鉄工所」とは?
鉄工所とは、その名の通り鉄を中心とした金属を加工し、製品として仕上げる現場です。
鉄工所の主な特徴
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鉄・ステンレスなどの加工が中心
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切断・溶接・組立・取付まで一貫対応
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現場ごとの状況に合わせた柔軟な対応
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既製品では対応できない特注・オーダーメイドが得意
例えば、
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工場内の安全柵
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コンベヤカバー
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手すりや架台
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現場改善用の鉄製品
など、「使う場所」「目的」がはっきりしているものを形にするのが鉄工所の仕事です。
金属加工会社とは?
一方、金属加工会社は金属を加工する工程そのものに特化した会社を指すことが多いです。
金属加工会社の主な特徴
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切削・曲げ・プレス・レーザー加工など工程特化型
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図面通りに高精度で加工するのが得意
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量産・部品製作向き
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現場取付や設計提案は行わないケースも多い
「この図面通りの部品を、決まった数量で作ってほしい」そんな依頼には、金属加工会社が向いています。
鉄工所と金属加工会社の違いを簡単にまとめると
| 項目 | 鉄工所 | 金属加工会社 |
|---|---|---|
| 得意分野 | 特注製作・現場対応 | 加工工程・精密加工 |
| 図面 | なくても相談可な場合あり | 基本的に必須 |
| 対応範囲 | 製作〜取付まで | 加工のみが多い |
| 向いている案件 | 改善工事・設備まわり | 部品製作・量産 |
どちらが良い・悪いではなく、「何を作りたいか」「どこまで任せたいか」で選ぶのが正解です。
こんな場合は「鉄工所」がおすすめ
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現場を見てもらいながら相談したい
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図面がなく、イメージだけがある
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既製品ではサイズや形が合わない
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取付や設置まで任せたい
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改善・安全対策を含めて考えてほしい
現場ごとに条件が違う仕事ほど、鉄工所の柔軟さが活きます。
こんな場合は「金属加工会社」が向いている
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図面が完成している
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部品単体を高精度で作りたい
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同じものを複数個・量産したい
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工程ごとに外注先を分けたい
加工精度やスピードを重視する場合は、金属加工会社が力を発揮します。
実は「どちらも対応している会社」もある
最近では、
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鉄工所として現場対応もできる
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金属加工の設備も持っている
という両方の強みを併せ持つ会社も増えています。
名泗鉄工でも、「どこまでを求めているのか」を丁寧にお聞きしながら、無理のない形をご提案することを大切にしています。
依頼前に一番大切なこと
鉄工所か、金属加工会社か。実はそれ以上に大切なのは、「困っていることを、きちんと話せる相手かどうか」です。
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何に困っているのか
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どう使いたいのか
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いつまでに必要なのか
これを一緒に整理してくれる相手であれば、結果的に良いものが、無駄なく、スムーズに仕上がります。
まとめ|迷ったら、まずは相談から
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現場対応・特注製作 → 鉄工所向き
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図面通りの加工・量産 → 金属加工会社向き
もし、「どちらに頼めばいいかわからない」「そもそも相談していい内容かわからない」そんなときは、相談ベースで話してみるのがおすすめです。
名泗鉄工では、小さなご相談からでも、現場目線でお話を伺っています。
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